シドニー近郊を歩く(海の上の橋―オートリ―・コモブリッジ その2)

シドニー滞在記

前回のブログでは、オートリ―・コモブリッジの写真は入り口を遠くから写したのでわかりにくかったのですが、上の写真は間近に見えます。鉄格子桁橋の名の通り、頑丈で重々しい鉄格子がよくわかるでしょう。鉄格子からではせっかくの景観もよく見えないのが残念です。
ちなみに、入り口前の水たまりは、最近のこの辺りの天気が、いかに雨が多いかを語っています。

今日はこの橋を渡った向こう側(コモ)はどんなところか、気になっていたので行ってみることにしました。
橋を渡って坂を下ったところにコモマリーナがあります。マリーナの先に見えるのは、ボタニー湾に流れ込むジョージズリバーです。
写真では見えませんが左の奥に今渡って来たオートリ―・コモブリッジがかかっています。写真下の管は、橋に並行して通っていた水道管でしょう。水道管を通すために古い鉄格子桁橋を道路として残したという話は前回のブログで書いたと思います。

マリーナを通り過ぎるとコモプレジャーグランズという公園があります。
説明によると、オートリ―・コモブリッジができた当時(1885年)から公園として整備され多くの人たちが利用してきたようですが、今は当時のにぎやかさはないようです。しかし、家族連れや散歩を楽しむ人たちが三々五々訪れて、憩いのひとときを過ごしているようです。

マリーナ近くにはプールがあり、ジョージズリバーとその上にかかる橋が見渡せます。プールはコロナ事態のためか夏でしたが閉鎖されていました。
しかし、近くの桟橋で海に飛び込む親子がいました。夏ならば近くの海で泳ぐ人たちですから、プールなんて元々あてにしていないのかもしれません。

左の方にオートリ―・コモブリッジが見える

この先には水辺のレストラン・カフェがあって珍しくにぎやかな雰囲気で食事をしていました。
近くの芝生広場にはベンチや遊具があって、グループでベンチに座って談笑したり、結構多くの親子連れが遊具で遊んだりしていました。

この広場の真ん中は高台になっていて、大きな石の山ができていました。てっぺんは眺めがよいのかと思い、迷いましたが、よじ登ってみました。
しかし、山の上も大きな木に遮られて見晴らしはそれほど良くはなかったです。
それよりも上る時は勢いで登ったけれど、降りる時には大きな石が思ったよりも障害になって怖い思いをしました。いい年をして何してるのだろうと情けなくなりました。

今日も気になる花を見つけました。
オオベニゴウカンでしょうか?合歓の木によく似ています。花の形が珍しく色もかわいいので足を止めてよく見てみました。
シドニー近郊でよく見かけるブラシの木にも似ていますが、全体の花形が丸いのと葉の形が合歓の木のようで、ブラシの木とは違うようです。

雨の心配もあり、7キロ近くあるいたので、帰りは電車に乗ることにしました。
この近くにコモ駅があります。コモ駅はオートリ―・コモブリッジ(鉄道の橋)が建設された1885年に、コモ周辺の自然を楽しむ訪問客のために橋のそばに作られたそうです。今の駅はプラットホームはその当時のまま1キロ離れたここに作られたということです。

駅近くの家の庭に咲いていたノボタン
1885年当時の物だというホーム

水道水ではなく、水筒に水を入れるための浄化水の設備もあるなんて観光客だけではなく、それ以外の利用者にも嬉しい。

コモ駅からオートレー、モートデール、ペンスハースト、の3駅の次にハーストビル駅で、10分足らずで到着します。電車の座席は土曜日と言っても空席が多く、コロナのために外出を控えているのでしょう。

今日歩いた距離は8キロで、雨に降られずに済んだ。この前の土砂降りとは違いコモの自然が美しい一日でした。

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