オーストラリアに自生するカヌーカは、多くはシドニーに街路樹として植えられているそうだ。
鮮やかな黄色の花は夏の暑さにふさわしい。
日陰でも育つそうだが、ここでは夏の日差しをいっぱいに浴び、のびのびと大きく育っている。
このあたりの植物はみな大きく丈夫に育っているように見える。
広い大地と気候が植物の成長に影響しているのだろう。
名前の「ペラペラ」は葉が薄くてぺらぺらしていることからだそうだが、ずいぶん気軽に命名して
いて可笑しい。
別名の源平小菊が、花の色から源氏の赤旗平氏の白旗を見立てて命名されたという。こちらは
「ぺらぺら」と比べると命名にこだわりを感じる。
いずれにせよ道路際に、塀に沿って紅白の小花がこんもり咲いている様子が可愛らしい。
日日草ってこんなにがっしりとした体形?だったかしらと驚いた。 いつも花屋の店先のポットに入った日日草しか見たことがなかったので。 太い茎を見ると硬い木肌のようだ。
その茎からやわらかい緑の茎が伸びて大きな茂みに成長しているのが日日草とは思わなかった。
通りすがりに一目見ると、ヒガンバナが変身したような変わった形の赤い花が咲いていた。
初めて見る花で見過ごすことができず、思わずシャッターを切った。
オーストラリアではよくみられる植物だということだ。調べてみると、ココナッツアイスという美味しそうな名がついているが、ココナッツアイスの香りがすると説明している植物園があったとか。
とにかく蜜は多いらしい。
夏なのに紅葉かと見まがうほどの赤さで真っ青な空によく映えていた。
真下から見上げると、枝まで赤く、枝の先の方にさらに赤い可愛らしい実がなっていた。
周囲の中でこの木が燃えるように真っ赤で、遠くからでも目立っていた。
遠くからクリーム色のふんわりした樹形が目立っていた。
濃い緑が多い並木道の中でアクセントのような存在だ。
全体的に丸い輪郭と淡い色のせいか気品のあるたたずまいだ。
交通量の多い4車線の広い道路に面した住宅の庭の中にこの木があった。
暗緑色の葉が生い茂る中にオレンジ色の実のような丸いものが全体として星のような花のような形を作っているのが珍しいと思った。
花を見ながら目的地のカーズブッシュパークに着いた。中は広い草地でその向こうに海が見える。
遠くに人がひとり見えるだけで誰もいない。
ブッシュパークに隣接して「ブッシュ」のない「カーズパーク」がある。
そこには家族連れがピクニックに来ていた。
2年前にはそこも人が少なかったが、日本のようにコロナ禍の中近くの公園で楽しむ人が増えたのだろう。
人はいないが、鳥たちがのんびりエサを探して歩いていた。
公園は、海に面している。海沿いに遊歩道があり、少し行くと小さな砂浜がある。波がほとんどないので、親子がのんびり水浴びをしている。
花木を訪ねてここまで来た。
夏の陽射しの強い中、ここは涼しい風が心地よい。
海辺のベンチに腰掛け、しばし休んで帰路に着いた。
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